Solaris ユーザの追加と削除

■ユーザの追加・登録

下準備

# cat /etc/group
# cat /etc/passwd

最終番号を調べておく。

 

ユーザ登録の例

# groupadd -g 1000 fujita
# useradd -g 1000 -u 1000 -m -d /export/home/fujita -s /bin/bash fujita
# chmod 711 /export/home/fujita
# passwd fujita

  -m    ディレクトリを作成したいときのオプション(-dでディレクトリを指定する)

*あらかじめ、cat /etc/groupとcat /etc/passwdして、最終番号を調べておく。

*chmod 711の1(読む)は、Apacheのコンテンツを置いて公開するときにApache実行ユーザが読むために必要。

 

■デーモン実行のためのユーザ登録の例(Apacheの場合)

# useradd -g 1003 -u 1003 -d /dev/null apache

ユーザ用のログインディレクトリが必要ないので、/dev/nullを指定する。

 

■ユーザを削除する

  1. vipwコマンドで、該当ユーザの行をddで削除してw!で保存する。
  2. 続けて、/etc/shadowからも該当ユーザの行をddで削除してw!で保存する。
  3. 該当ユーザのホームディレクトリをrm -rf で削除する。
# vipw

 

■ユーザ名を変更する

/etc/passwdファイルを変更するか、usermodコマンドを使用する。

# usermod -l tanaka sato 

 

■ユーザIDとグループIDについて

ユーザ名: 最初の文字は英字。アンダーバーや空白文字は使用できない。

パスワード: 常にxと表示される。実際のパスワードは、/etc/shadowに暗号化されて保存される。 

ユーザID: ユーザ名1つに対応するUID。0〜99はシステムで予約されている。通常は100〜60000を使う。デフォルトで、60001がnobody、60002がnoaccess、65534がnobody4。

グループID: ユーザが所属するグループのGID。0〜99はシステムで予約されている。通常は100〜60000を使う。 デフォルトで、60001がnobody、60002がnoaccess、65534がnobody4。