Oracle XEのインストール

 

MiracleLinux v3 にOracle XE(Oracle Database 10g Express Edition)をインストールしてみた。Oracle EXではなく XEなんだな。

RPMでインストールするだけなので、簡単だった。

 

■ocssd.binを止めておく

以前にOracle10.1.0 をインストールしようとしたせいか、ps aux | grep oracle を実行すると、ocssd と ocssd.bin が動いていることが分かったので停止する。

# /etc/init.d/init.cssd stop
# /etc/init.d/oracleasm stop
# /etc/init.d/oracleasm disable

次回、サーバ起動時にocssd.binが起動しないように/etc/inittabの一行をコメントアウトしておく。下の#は、コメントアウトのシャープ。

# h1:35:respawn:/etc/init.d/init.cssd run >/dev/null 2>&1 </dev/null 

 ocssd.binは、ASM (Automatic Storage Management) の機能を使うためのプロセスだそう。Oracleから起動されるのではなく、OS自体が起動させてコントロールするとのこと。

ASMは使わないので、停止する事にした。

詳細情報はこちら。 

http://forums.oracle.com/forums/thread.jspa?threadID=240943

 

find /etc/ -name “*.cssd” で検索して、rcスクリプトで起動されるか確認する。で、起動しないようにしておく。

# cd /etc/rc2.d
# mv S96init.cssd _S96init.cssd
# cd /etc/rc3.d
# mv S96init.cssd _S96init.cssd
# cd /etc/rc5.d
# mv S96init.cssd _S96init.cssd

マシンを再起動すれば、このメッセージは出なくなる。

INIT: Id "h1" respawning too fast: disabled for 5 minutes 

 

 

■Oracle-XEをダウンロードする

http://www.oracle.com/technology/products/database/xe/index.html

 

■Oracle-XEをインストールする

スワップが1GB以上必要とのこと。足りないので/tmp/swapを作って追加した。

# rpm -ivh oracle-xe-univ-10.2.0.1-1.0.i386.rpm

 データベース管理者「SYSTEM」のパスワードの入力が求められる。

 

■Oracle-XEの起動と停止

起動

# /etc/init.d/oracle-xe start

停止

# /etc/init.d/oracle-xe stop

 

■Oracle-XEへログインする

$ sqlplus /nolog
SQL> conn system

 SELECT * FROM TAB; でずらっとテーブルが表示されれば一安心。

 

■Oracle-XEのSIDを確認

SIDやORACLEのバージョン等、基本情報を確認をしておく。ORACLE_SIDはXE。バージョンは、10.2.0.1.0。

SQL> SELECT instance_name, status, version, edition FROM v$instance;
 SQL> SELECT * FROM v$version;

 

 使っているキャラクタセットなどの確認。

 SQL> SELECT * FROM v$nls_parameters;

 

データの保存場所と容量の確認。

SQL> SELECT file_name, bytes FROM dba_data_files;
SQL> SELECT file_name, bytes FROM dba_temp_files;

 

 

■ユーザとデータベースを作成する

 あとは、ユーザを作る。そして、そのユーザのデータベースを作る。

そのユーザでログインして、テーブルを作る。って流れ。 

まずは、表領域の確認をしておく。

SQL> SELECT file_name, tablespace_name FROM dba_data_files;
SQL> SELECT file_name, tablespace_name FROM dba_temp_files;

ユーザ表領域:USERS

一時表領域:TEMP

現状の登録ユーザを確認しておく。

SQL> SELECT username, account_status FROM dba_users; 

 登録されていないユーザ名で新規作成する。

CREATE USER suzuki     
  IDENTIFIED BY xxxxxx
 DEFAULT TABLESPACE users
 TEMPORARY TABLESPACE temp
 QUOTA unlimited ON users; 

 権限を付与しておく。

GRANT connect, resource TO suzuki; 

 

■Webページでの管理「HTML DB」を試す

 いやー、ハマりました。MiracleLinuxの8080ポートは開いているのにSafariから接続できない。(netstat -an | grep 8080)

手元のMacからLinuxへの接続確認。アプリケーション > ユーティリティ > ネットワークユーティリティ。これが便利。Portscanでポートスキャンしてみると8080が開いていません。

そう。ローカルからの接続からのみ許可していました。

ということで、MiracleLinux上での作業。

# xdm

Xが起動したら、ログインしてFirefoxで接続。

http://localhost:8080/apex/

管理 > HTTPアクセスの管理

「ローカル・サーバーおよびリモート・クライアントから使用可能」を許可してあげれば、MacのSafariからも接続OKに! ふぅ。

あ、xdmを終了するには、ログアウトして、Control + R で。