Oracle XEのインストール
- 2007.01.08
- Oracle
MiracleLinux v3 にOracle XE(Oracle Database 10g Express Edition)をインストールしてみた。Oracle EXではなく XEなんだな。
RPMでインストールするだけなので、簡単だった。
■ocssd.binを止めておく
以前にOracle10.1.0 をインストールしようとしたせいか、ps aux | grep oracle を実行すると、ocssd と ocssd.bin が動いていることが分かったので停止する。
# /etc/init.d/init.cssd stop # /etc/init.d/oracleasm stop # /etc/init.d/oracleasm disable
次回、サーバ起動時にocssd.binが起動しないように/etc/inittabの一行をコメントアウトしておく。下の#は、コメントアウトのシャープ。
# h1:35:respawn:/etc/init.d/init.cssd run >/dev/null 2>&1 </dev/null
ocssd.binは、ASM (Automatic Storage Management) の機能を使うためのプロセスだそう。Oracleから起動されるのではなく、OS自体が起動させてコントロールするとのこと。
ASMは使わないので、停止する事にした。
詳細情報はこちら。
http://forums.oracle.com/forums/thread.jspa?threadID=240943
find /etc/ -name “*.cssd” で検索して、rcスクリプトで起動されるか確認する。で、起動しないようにしておく。
# cd /etc/rc2.d # mv S96init.cssd _S96init.cssd # cd /etc/rc3.d # mv S96init.cssd _S96init.cssd # cd /etc/rc5.d # mv S96init.cssd _S96init.cssd
マシンを再起動すれば、このメッセージは出なくなる。
INIT: Id "h1" respawning too fast: disabled for 5 minutes
■Oracle-XEをダウンロードする
http://www.oracle.com/technology/products/database/xe/index.html
■Oracle-XEをインストールする
スワップが1GB以上必要とのこと。足りないので/tmp/swapを作って追加した。
# rpm -ivh oracle-xe-univ-10.2.0.1-1.0.i386.rpm
データベース管理者「SYSTEM」のパスワードの入力が求められる。
■Oracle-XEの起動と停止
起動
# /etc/init.d/oracle-xe start
停止
# /etc/init.d/oracle-xe stop
■Oracle-XEへログインする
$ sqlplus /nolog SQL> conn system
SELECT * FROM TAB; でずらっとテーブルが表示されれば一安心。
■Oracle-XEのSIDを確認
SIDやORACLEのバージョン等、基本情報を確認をしておく。ORACLE_SIDはXE。バージョンは、10.2.0.1.0。
SQL> SELECT instance_name, status, version, edition FROM v$instance;
SQL> SELECT * FROM v$version;
使っているキャラクタセットなどの確認。
SQL> SELECT * FROM v$nls_parameters;
データの保存場所と容量の確認。
SQL> SELECT file_name, bytes FROM dba_data_files; SQL> SELECT file_name, bytes FROM dba_temp_files;
■ユーザとデータベースを作成する
あとは、ユーザを作る。そして、そのユーザのデータベースを作る。
そのユーザでログインして、テーブルを作る。って流れ。
まずは、表領域の確認をしておく。
SQL> SELECT file_name, tablespace_name FROM dba_data_files; SQL> SELECT file_name, tablespace_name FROM dba_temp_files;
ユーザ表領域:USERS
一時表領域:TEMP
現状の登録ユーザを確認しておく。
SQL> SELECT username, account_status FROM dba_users;
登録されていないユーザ名で新規作成する。
CREATE USER suzuki IDENTIFIED BY xxxxxx DEFAULT TABLESPACE users TEMPORARY TABLESPACE temp QUOTA unlimited ON users;
権限を付与しておく。
GRANT connect, resource TO suzuki;
■Webページでの管理「HTML DB」を試す
いやー、ハマりました。MiracleLinuxの8080ポートは開いているのにSafariから接続できない。(netstat -an | grep 8080)
手元のMacからLinuxへの接続確認。アプリケーション > ユーティリティ > ネットワークユーティリティ。これが便利。Portscanでポートスキャンしてみると8080が開いていません。
そう。ローカルからの接続からのみ許可していました。
ということで、MiracleLinux上での作業。
# xdm
Xが起動したら、ログインしてFirefoxで接続。
http://localhost:8080/apex/
管理 > HTTPアクセスの管理
「ローカル・サーバーおよびリモート・クライアントから使用可能」を許可してあげれば、MacのSafariからも接続OKに! ふぅ。
あ、xdmを終了するには、ログアウトして、Control + R で。
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