QuickTimeをWebページ内で再生させるJavaScript(Windows IEユーザのために)

どうも最近のWindows用ブラウザ・インターネットエクスプローラでQuickTimeムービーが正常に自動再生されないことが多い。ムービー上に余計なメッセージを表示してくれたりすることもある。

で、Webページに埋め込んだQuickTimeを再生するためにJavaScriptを使う対策をとった。

 

■AppleのサイトからJavaScriptをダウンロードする

http://developer.apple.com/internet/ieembedprep.html

ページ中程の Download the JavaScript files. をクリックしてダウンロードする。

ダウンロードしたzipファイルを解凍して、AC_QuickTime.jsを取り出す。

 

■AC_QuickTime.jsの使い方

このようなファイルの配置だと仮定する。

http://www.mydomain.co.jp/AC_QuickTime.js

http://www.mydomain.co.jp/index.html

http://www.mydomain.co.jp/sample.mov 

 

index.htmlの中身

<head>
<title>QuickTimeをページ内に表示する</title>
<!-- ▼JavaScriptファイルをロードする▼ -->
<script xsrc="AC_QuickTime.js" language="JavaScript" type="text/javascript"></script>
</head>

<body>

<!-- ▼ムービーを表示する▼ -->
<script language="JavaScript" type="text/javascript">
QT_WriteOBJECT_XHTML('sample.mov','320','256','',
'controller','TRUE','target','myself','type','video/quicktime');
</script>

</body>
</html>

 

以上で、ムービーがInternet Explorerでも表示、再生されるようになる。

 

 

■QT_WriteOBJECT_XHTMLの使い方

QT_WriteOBJECT_XHTML('sample.mov','320','256','',
'controller','TRUE','target','myself','type','video/quicktime');

1番目: sample.mov(ムービーを指定する。http://から始まるフルパス指定でもOK)

2番目: 320(ムービーの横幅)

3番目: 256(ムービーの高さ240に16を足す。コントローラは高さ16ピクセルなので)

4番目: ActiveXのバージョン。空欄にしておくと、codebaseの指定を勝手にしてくれる。

codebase = http://www.apple.com/qtactivex/qtplugin.cab#version=”6,0,2,0″ 

 

5番目以降: NAMEとVALUEのペアで指定すること。

 

5,6番目: ’controller’, ‘TRUE’ なので以下の設定になる。

<PARAM NAME=”controller” VALUE=”TRUE”>

 

7,8番目: ’target’, ‘myself’ なので以下の設定になる。

<PARAM NAME=”target” VALUE=”myself”>

 

9,10番目: ’type’, ‘video/quicktime’ なので以下の設定になる。

<PARAM NAME=”type” VALUE=”video/quicktime”>

 

その他、便利な指定項目

hspace, vspace, border, pluginspage

 

AC_QuickTime.jsを見れば、JavaScriptを知らなくてもなんとなく分かると思います。

 

(XHTMLを指定しない、QT_WriteOBJECTも使える)

 

 

■その他参考ページ

「このWebページでActiveXコントロールを実行するにはクリックしてください」とういうアラートが出る。

http://faq.stream.co.jp/faq/q007.html