X Windowの環境を設定する | Solaris
- 2008.08.28
- Solaris
Mac OS X 10.5 からSolaris 10へ接続したかった。
Oracle10gのインストール時に、X Windowが必要らしい。
サーバで、dtlogin、xfsが起動していれば、基本的にはOK。
■Solarisでフォントサーバ X font server を起動する
サービス一覧から、X font server を探す。
$ svcs -a | grep xfs disabled Jul_28 svc:/application/x11/xfs:default online Jul_28 svc:/system/vxfs/vxfsldlic:default
X font server サービスの詳細を調べる。
$ svcs -l xfs fmri svc:/application/x11/xfs:default name X Window System font server enabled false state disabled next_state none state_time Mon Jul 28 16:16:00 2008 restarter svc:/network/inetd:default
disabled になっているので、起動する。
# svcadm enable xfs
■日本語フォントを X font server に追加する
今のfontserver.cfgの設定では、日本語へのパスが設定されていない。
# cat /usr/openwin/lib/X11/fontserver.cfg # font server configuration file # $XConsortium: config.cpp,v 1.7 91/08/22 11:39:59 rws Exp $ clone-self = on use-syslog = off catalogue = /usr/openwin/lib/X11/fonts/Type1/, /usr/openwin/lib/X11/fonts/Type1/sun/, /usr/openwin/lib/X11/fonts/F3bitmaps/, /usr/openwin/lib/X11/fonts/Speedo/, /usr/openwin/lib/X11/fonts/misc/, /usr/openwin/lib/X11/fonts/75dpi/, /usr/openwin/lib/X11/fonts/100dpi/, /usr/openwin/lib/X11/fonts/TrueType # in decipoints default-point-size = 120 default-resolutions = 75,75,100,100
catalogue = … の最後に日本語フォントへのパスをカンマで区切って追加する。
/usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/75dpi/ /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TT/ /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TTbitmaps/
設定を再読み込みする。
# svcadm refresh xfs
■Solaris上で、dtloginデーモンを起動する
$ ps -ef | grep dtlogin root 3668 1 0 Jul 28 ? 0:00 /usr/dt/bin/dtlogin -daemon
動いていなかったら、dtloginを起動させる。
# /etc/init.d/dtlogin start
cat /etc/init.d/dtloginで中身を見ると、start時に、svcadmコマンドでcde-loginを起動していることが分かる。
'start') svcadm enable -rt application/graphical-login/cde-login:default
cde-loginについては、svcsコマンドで詳細を確認できる。
$ svcs -l cde-login
■ローカルのSolarisからサーバへ接続する
手元にSolarisがあれば、Solaris起動後のグラフィカルログイン画面で、
オプション > リモートログイン > ホスト名を入力
で、接続したいホストのIPアドレスを入力する。
グラフィカルログイン画面から、コンソール画面に切り換えて、直接ログイン先のSolarisへ接続する場合。
$ /usr/openwin/bin/X -once -query 10.2.3.4
-once オプションを指定していない場合は、Solaris CDE からログアウト後、ログイン画面がもう一度表示される。
参考URL
■ローカルのMacからサーバへ接続する
手元にMacがあれば、このように接続する。
■X Window接続できない
接続先のサーバに、/etc/dt/config/Xconfigが存在していなかったら、コピーして用意する。
# mkdir -p /etc/dt/config # cp /usr/dt/config/Xconfig /etc/dt/config/
Xconfigが用意されていたとしても、以下のように設定されていたら接続できない。
Dtlogin.requestPort: 0
↓ コメントアウトしておく。
# Dtlogin.requestPort: 0
dtloginを再起動しておく。
# /etc/init.d/dtlogin stop # /etc/init.d/dtlogin start
または、
# svcadm disable cde-login # svcadm enable cde-login
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